予告編ティザー【photos】【the sea】に続いての第3弾は【人影】です。
青春時代の日常の回想に、家族の愛情が軸となって展開する物語――そこに、戦争のもたらす深い影が描かれます。決して、わかりやすく反戦を謳った作品ではないのですが、それゆえにひりひりするような家族愛、互いの存在の尊さが浮かびあがる、そんな作品だと思います。
第一回の主催公演『父と暮せば』では、広島のことをお伝えいたしましたが、その後ずっと「いつか、長崎のことを伝える作品も上演しなくては……」と思っていました。
そんななか、以前、山梨県の湖水伝説を描いた音楽劇『ヤマガヒ』でご一緒した演出家の中原和樹さん、そして共演者の南谷朝子さんから『イエスタデイ』上演のお誘いをいただき、およそ一年間の準備期間を経て、やっと皆様のもとへお届けできる日がやってきました。
ぜひ、3月は下関で清水邦夫さんの作品をご観劇いただけましたら幸いです。 みなさまのご来場を、心よりお待ちしております。
江原千花